【移住の先輩】鈴木健一さん | イージューはなまき

2022/11/12 公開

今回は、花巻市東和町にお住まいで、埼玉県から移住されて３年ほどになるグラフィックデザイナーの鈴木健一さんにお話をお聞きしてきました！

北上市ご出身の鈴木さんは、大学で山形県へ。その後、上京し、広告デザインのお仕事をされていました。

移住のそもそものきっかけをお聞きすると、色々と理由はある中でも、お子さんが生まれたことが大きかったといいます。
ご夫婦で同郷だったため、おばあちゃん・おじいちゃんたちにも近いところで子育てをしたいという思いで、移住を考え始めたそうです。

「花巻市の移住ツアーに参加したとき、スタッフの方がとてもいい方ばかりだったので、いい人が住む町は、きっといい町だと思って」

ご家族、ましてや小さいお子さんもいらっしゃるため、保育園を含め移住先についてはかなり吟味されたようです。

花巻市の中でも東和町を選んだ決め手については、
たくさんの保育園を見学した中で、東和の保育園は子どもたちがのびのびしている印象があったこと、そして萬鉄五郎や土澤アートクラフトフェアなど文化の匂いがする町だと思ったこと、を挙げてくださいました。

＊東和の人間として嬉しいです～

「真冬の移住だったため、慣れない雪には苦労しました……冬の移住はおすすめしません！」

たしかに、移住でガラッと環境が変わることに加え、雪は、雪かきや雪道運転など、いきなり対峙するには手強い相手です。夏の草刈り／冬の雪かきがこんなに大変とは……という鈴木さんのつぶやきに、共感しかありませんでした（笑）

「ただ、環境はいいし、野菜も果物も水も美味しくて！！
　鈴虫の鳴き声を聴きながら眠れるところも気に入っています～」

お仕事についても気になるところ。

現在はフリーランスのデザイナーとして、さまざまなグラフィックデザインを中心に活動されています。
今後のご活躍が楽しみですね！

「移住後すぐのコロナ禍で、地域の方とのつながりも作りにくいところがありましたが、これからゆっくりご縁ができればと思っています」

「自分のときはとにかく情報が少なくて大変でした。移住直後、雪に埋もれた寒～い公園で、子どもと２人で遊んだりね……苦笑」

その時の鈴木さんに子どもと一緒におでかけMAPをお渡ししてあげたいくらいです……！

「もしも困ったことがあれば、さまざまな方へさまざまな角度から質問された方がいいと思います。すぐに答えは出なくてもヒントや手助けはくれると思います。自分と似た境遇の方がいれば尚いいでしょうね」

今回は移住の切り口ということで、お仕事の話にはあまり触れませんでしたが、鈴木さんは「岩手ADC（アートディレクターズクラブ）」の会員でもあり、岩手は広いので広域でクリエイター同士がつながれることがきっと大きいのではないかと思います。

その他、子ども食堂の活動をされていたり、お子さんとの共作作品をSNSに投稿されていたり、とても幅の広いご活躍をされていますので、今後もぜひご注目ください✨

おわりに、鈴木さんのプロフィールにあった言葉がとても素敵だったので、ご紹介させていただきます。
鈴木さん、本当にありがとうございました！

アート、音楽、映画、物語、そういうものが僕のベースで、デザインやアートが人に力を与え、さまざまな問題の解決に寄与できると信じて生きています。
スズキケンイチ紹介作品展示＠福田繁雄デザイン館　作者紹介より
2022年11月中まで紹介展示中

＊スズキケンイチ WEBサイト
https://kenichi-suzuki.jimdofree.com/

＊Instagram スズキケンイチ｜デザイナー
https://www.instagram.com/kenichi_suzuki_designer/